石崎の教える葬儀の知識ブログ

大手は、マニュアル化された葬儀を得意とし、小規模会社は個性に合わせた手作りの葬儀を得意にする傾向が感じられます。しかし、一概にはいえません。小規模でも千人規模の社葬を執り行うことは可能ですし、大手に比べて無駄に費用をかけずに執り行う事例もありますが、なかには、家族葬が得意で大規模の経験がない葬儀社もありますから、葬儀の規模によっては会社を選ばなければならないでしょう。また、大手は葬儀を手伝う担当者が変わります。

お葬式に参列する際には、マナーを守った場に相応しい装いをする必要があります。現代の日本においての葬儀の服装は、喪服やブラックフォーマルなどと呼ばれるものが一般的です。これらは日常的に着る洋服とは異なり、改まった席に適した上質な服装です。男性の場合には、黒い色の上下のスーツを着用します。ネクタイや靴下、靴も黒いものを選びますが、シャツは白いもので問題ありません。ネクタイピンやアクセサリーは基本的に着けないようにします。

葬儀の供花を手配するときは、マナーをきちんと頭に入れておく必要があります。まず、遺族に供花を送る旨を伝えて、了承を得ることが重要です。遺族の中には供花を辞退している人もいらっしゃるため、確認せずに手配してしまうとマナーに反してしまいますし、迷惑や負担をかけてしまうからです。遺族の意向が確認できたら、葬儀を執り行う葬儀業者に問い合わせて、どのようなお花を手配すればいいのか確認すると安心です。供花は葬儀業者がバランスを見ながら祭壇に飾っていくため、問い合わせることで最適な花の種類を教えてもらえます。

家族が亡くなったら、遺族は葬儀の準備をすることになります。まず、葬儀会社に連絡をして、遺体を自宅まで搬送してもらい安置します。その後、業者と打ち合わせをして、日程や細かな内容を決めていきます。担当のスタッフが用意されているプランを説明してくれる他、要望や予算を確認した上で最も適したプランを提案してくれます。絶対に譲れない要望がある場合はこの段階でスタッフに伝えて、実現が可能かどうかを確認しておきましょう。