葬儀というと、仏教形式で行ったり、ある程度の大人数で行うスタイルが一般的ですが、他にもさまざまな種類やスタイルのものがあります。まず近年、都市部を中心として増えているものとしては、「家族葬」と呼ばれるスタイルが挙げられます。家族葬は、会葬者を親しい身内だけに限定して比較的小規模で行うという特徴があり、会葬者の対応に追われたくない場合などに向いています。次に、儀式を簡略化したものとしては、普通であれば二日間かけて行われる一連の儀式を一日に短縮する(通夜を省略する)という「一日葬」や、基本的な儀式を省略し火葬のみを行うという「火葬式(直葬)」と呼ばれるスタイルがあります。