葬儀というと、仏教形式で行ったり、ある程度の大人数で行うスタイルが一般的ですが、他にもさまざまな種類やスタイルのものがあります。まず近年、都市部を中心として増えているものとしては、「家族葬」と呼ばれるスタイルが挙げられます。家族葬は、会葬者を親しい身内だけに限定して比較的小規模で行うという特徴があり、会葬者の対応に追われたくない場合などに向いています。
次に、儀式を簡略化したものとしては、普通であれば二日間かけて行われる一連の儀式を一日に短縮する(通夜を省略する)という「一日葬」や、基本的な儀式を省略し火葬のみを行うという「火葬式(直葬)」と呼ばれるスタイルがあります。これらの簡略化したスタイルの一番のメリットは、費用をかなり安く抑えることができるということですが、他にも一日葬は、心身の負担を軽くしたい場合にも向いており、火葬式は、故人が高齢のため会葬者がほとんどいない場合などにも向いていると言えます。
さらに、宗教や形式にこだわらないものとしては「自由葬」と呼ばれるものがあります。自由葬は、仏教形式などの決まった流れに沿って行うのではなく、自分で進行プログラムや、趣向を決めるというスタイルになります。特に音楽の生演奏を行うといった音楽にこだわったものは「音楽葬」と呼ばれています。
管理人の石崎薫と申します。兵庫県に在住で葬儀会社に勤めた経歴を持っています。
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