葬儀でお香典を頂いたり、弔電を頂いたりした場合は後日お礼を伝えることになります。インターネットが普及した現在、簡単にメールやLINEなどを使って伝えることが可能になっていますが、それだと略式に当たってしまいますから、失礼になってしまいます。
身近な方の葬儀でマナー違反をしてしまうのは故人に対しても申し訳ありませんから、出来る限りマナーを守っていきたいところです。とはいえ、遠方に出向くのに何日も家を空けられない、手紙を書こうにも文字の美しさに自信がない、住所や電話番号がわからないなど、やむを得ずメールを使うこともあるかもしれません。
同僚や友人、親戚なら歳が近くよく一緒に遊んでいたいとこなどの親しい間柄なら、理解してくれるでしょう。その場合は、まず件名に「お香典のお礼状」といった件名を明記し、文末には「失礼かとは存じますが、取り急ぎメールでのご挨拶とさせて頂きました」と略式であることも明記しましょう。
また、本来ならば直接出向いての挨拶があるべき姿ですから、直接会えない理由など、しっかり伝える必要があります。付け加えるなら、ただお礼だけを伝えるよりも、無事に四十九日の法要を終えることができた、あるいは家族も少しずつ元気を取り戻している、などといった近況も同時に伝え、そこに至ることができた感謝の気持ちも込めつつ、心配することはないよ、と伝えることも必要です。
ですがあくまでも優先すべきは直接出向くこと、その次に手紙、その次に電話と順序がありますから、出来る限りその順序は守りたいところです。
管理人の石崎薫と申します。兵庫県に在住で葬儀会社に勤めた経歴を持っています。
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