2019年01月05日

浄土真宗における葬儀を執り行う意味と特徴

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浄土真宗に関しては今では、西本願寺と言われている浄土真宗本願寺派及び東本願寺と言われている真宗大谷派の2大宗派を先頭におおむね20宗派があります。そして、全国各地に2万をオーバーする寺院が存在する仏教最大宗派となっています。

こちらの宗派においては、どんな人でも死を迎えると直ぐに極楽浄土へ行き往生できると定められています。ですから、葬儀において故人の霊を供養したり、故人の冥福を祈ることは必要ありません。要するに葬儀につきましては、故人の供養を目標とすることではなく、亡くなられた人が間をおかず極楽浄土において往生を遂げ仏さまになったことに対しての報恩及び感謝の気持ちで開かれるものとなります。

それに加えて葬儀に関しては、亡くなられた方を縁として今の時を生存している人たちがお経を読んで、仏法を注意深く聴く機会の側面もあるといえます。同じ様に、別の宗派においてはお盆において故人の霊を迎えますが、浄土真宗のお盆に関しましては霊の供養の意図は無く、亡くなった人をご縁という形で念仏の教えを喜んで感謝する良い機会というものになります。こうした特徴をしっかりと理解することが、信仰において重要になります。

About Me

管理人の石崎薫と申します。兵庫県に在住で葬儀会社に勤めた経歴を持っています。

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