斎場は元々はお葬式を行う場所という意味となります。今の日本でもその意味は基本的には同じですが、しかし細かい部分で微妙に違ってきています。今の日本ではお葬式を行う場所は大きく2つに分かれます。1つは従来通りの自宅、もう1つが自宅以外の会場です。
その自宅以外の会場はさらに2つに分かれます。1つが市町村の直営または関連会社が運営する公営の会場、もう1つが民営の葬儀社の会場です。斎場という単語自体は今では公営会場がそれに一番近いといわれます。残りのうち民営の葬儀社の会場はその単語はあまり使われず、ホールとか式場などと呼ばれる傾向が強くなっています。
さてお葬式を行うにはいずれにしてもそのうちのどこかでやらなければなりませんが、最も会場使用料の問題で一番安価にできるのは自宅です。しかし自宅では狭く混雑する、何から何まで自分たちで全部しなければならない問題があるので、現在では行う人が激減しています。従って会場使用料を払ってまで公営または民営の会場を借りて行う傾向が強くなってます。公営の会場の場合は民営葬儀社の会場よりも安価な傾向なので使うのを希望する人が多いともいわれています。しかしそれのために予約が殺到して余計に待たなければならない問題が発生しやすいともいわれています。公営会場の利点は火葬場のほぼ隣あたりにできてるので火葬場までの移動距離と時間を最小限に済ませられることです。従って火葬された後もその場でずっと待ち続けるとか、いったん何キロも民営葬儀社の会場まで戻って、また再び骨を取りに行くといった面倒なことを回避しやすくなります。ただ全国津々浦々、火葬場と葬儀会場がセットになった公営の会場ばかりとは限りません。地域によっては火葬場しかないところもあり、葬儀の会場は民営の業者任せにしてるところもあります。
管理人の石崎薫と申します。兵庫県に在住で葬儀会社に勤めた経歴を持っています。
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