近親者が他界し葬儀を行うと喪に服するという様に、一般的に考えて身を慎む期間に入ることになります。この間を忌服、あるいは服喪といいます。忌服の忌につきましては忌中を、服につきましては喪中を個々に指します。
忌中に関しては故人の為に祈りに充てる日数で、神道などにおいてはこの間は死の穢れが身についていると想定され、昔は外部に対しての接触を回避していました。忌中の期間に関しましてはほとんどの場合四十九日法要までといわれています。
仏教においての死者に対しての追悼に関しては中陰法要にあたって、四十九日法要をして忌明けということになります。神道においては故人に対しての関係で忌中の長さが異なって、最高で50日になります。それに対して、喪中につきましては、故人を偲ぶ期間といえ、この間は慶事を行ったり参加することを回避します。
喪中の間は故人に対しての関係、付き合いの度合いによりましても変化しますが、多くの場合は一年間といえます。目途としては一周忌法要で喪明けと位置付けてよいでしょう。元々は服忌令という法令で喪中の間は最長で13ヶ月とされていたとのことです。これに関しては亡くなられた月も合わせる数え月になります。
管理人の石崎薫と申します。兵庫県に在住で葬儀会社に勤めた経歴を持っています。
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