2016年09月28日

最近支持されている故人とゆっくり過ごすという選択肢

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人が亡くなった場合、悲しいことですが遺体は一定時間を経過すると腐敗を始めてしまいます。そのため、故人の尊厳を守るためにも荼毘に付す必要があります。今のような葬儀の原型が形作られたのは明治時代だといわれています。それまでは、人が亡くなった場合火葬することもなく、土葬として埋葬していたようです。しかし、近しい人が亡くなったということを認識し、それを受け入れるために人間は時間を必要とします。そのため、故人に別れを告げるお通夜や告別式という儀式が執り行われるようになりました。お通夜は夜伽とも呼ばれており、故人のそばで生前と同じように振る舞うということです。最近では、告別式に参加できない人の弔問の場になりつつありますが、昔は家族と本当に親しい身内だけで行う儀式でした。現在その本来の意味に近い葬儀を希望する人が増えてきています。儀式的なお通夜や告別式を行わず、火葬までの時間を故人と共にゆっくりと過ごし、お別れをする選択肢が支持されています。

About Me

管理人の石崎薫と申します。兵庫県に在住で葬儀会社に勤めた経歴を持っています。

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